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2012年06月27日 10:29

第8期最終セッション

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6月24日の最終セッションは、毎期恒例であるこれまでの成果を発表する日。
緊張した面持ちで普段よりも早く教室に集まるクルーの姿がありました。

クルー同士で台詞合わせをしたり、一人発声練習をするクルー、
少し離れたところで心を落ち着かせ審査の時間を待つクルー。

それぞれの方法で審査にむけて気持ちを高めているようでした。

審査が始まると・・・
これまでのセッションを通して学んできたことを表現することが、いかに難しいのかということが、
みているこちらにも伝わってくる緊張感でした。

審査にあたって下さったのは、金田敬監督、木下ほうかさん、武正晴監督、李学部長。

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それぞれの発表をご覧になり別室にて審査。

今期のMVPは、最終発表において最も輝いていたクルー男女1名ずつにおくられました。

李学部長はじめ、審査員の皆さんから一言ずつ率直なご意見やご感想を頂きましたが、
クルーにとっては胸が痛いような厳しいお言葉もありました。

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ただ、この最終発表が終わりではなくここからがスタートなのです。

全12回で学んだことを忘れることなく、更なる飛躍をを願っております。

皆さま、お疲れ様でした!

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2012年06月27日 10:26

演技の爪痕を残す

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6月17日のセッションは、『青いうた 〜のど自慢 青春編〜』、『愛の言霊』の金田敬監督にゲスト講師としてお越しいただきました。


まずは、李学部長のお話がありました。
しかし何かが違う…!
そう…この日は監督に演技指導頂くのは最後の日だったのです。
故に、李学部長はいつも以上に楽しく、映画に纏わるお話をされました。
特に新藤兼人監督の事や、勝新太郎さんとのエピソードが面白かったです。
やはり役者は、勝新太郎さんくらいユニークでありたいものです。

また、『百本の有象無象の作品に出るより、一本の名作に出るべき』とのお言葉は、
大変貴重なアドバイスとなりました。

そしていよいよ、金田敬監督がケレン味たっぷりに登場されました。

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………外連………
その味……

僕の記憶が確かならば、それはかつて芝居の世界で大いに流行した味覚。

監督「今の時代はこの外連味というモノが、現場では嫌われやすい傾向にある。
しかし、外連味ひとつ表現できない者が、深みのあるリアルさの表現などできないのではないか」
と。

確かに、昨今の撮影現場はボソボソ声での収録が多いように感じられます。
セリフに限らず、他にもコンパクトに纏められ過ぎた作品がほとんどです。

その結果、
世間からは「今の映画はつまらぬ!」、「今のドラマは観る気が起こらぬ!」
との声があがるのもうなづけます。

僕は監督の意見に深く同意しました。

かつてヒットした映画、長期シリーズ化したドラマというものは、確かにケレン味たっぷりで、
永く続く作品には理由があるのだと。

そしていよいよ始まる演技発表。

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しかし僕の芝居は、監督の要求に応えることができませんでした・・

監督「だからつまらん!更に飽きる!」
僕「ーー!」
監督「芝居で爪痕も残せないのであれば、監督の心を、そして観客の心を貫けるはずがない」
僕「爪痕!」


それは厳しい一言でしたが、貴重な反省材料をいただけて、とても嬉しかったです。
僕は、このアドバイスを糧に、例え我魂魄百万回生まれ変わっても、
来週のラストセッションで雪辱を晴らしたいと思いました。

金田敬監督、今回はどうもありがとうございました!
来週もまた、よろしくお願い致します!

レポート作成:8期 田中政和


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2012年06月27日 10:24

「計算され尽くした濃密な演出」

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全12回中、いよいよ10回目のセッション!
ゲスト講師は今秋『EDEN』が公開されるの武正晴監督でした。

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今回は学部長の李さんがご欠席のため、すぐに武監督のお話から。

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モンゴルを舞台にした映画の企画があり、そのためにモンゴルへ渡られた際のおはなし。
それは、われわれ日本人の想像を軽く超え、
如何にモンゴルにおいて映画産業が盛んであるか。
如何にモンゴルに俳優が多く、そして彼らが勉強をしているか。
如何にモンゴルの俳優が世界に目を向けているか。
面白おかしくサービス精神旺盛にお話いただいたワケですが、
そこから自分が感じたことは、如何に日本の俳優がボケッとしているか。
いや、一緒くたにしては失礼ですね。
そうです、自分です。
監督が意図していたのかどうなのか、とにかく自分はショックでした。
今回の武監督のお話もそうですし、李さんからうかがう各国のお話などからも、
つとに思うのは、俳優は国際人でなければならない、ということ。
あくまで自分の感想ですが、スクパに通い出してから痛感させられることの一つです。

そして本題の演技パート。

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今回のテキストは、先に述べたように今年の秋に公開予定の『EDEN』のシナリオの一部。
『EDEN』とは、いわゆるニューハーフさんとか、オカマさんとか、ゲイの方とか、のお話。
つまり今回は、基本的に男子はみんなオカマさんを演じるというエキセントリックな回であったわけですが、一度オカマを全開に演じてみて、武監督にずばり指摘されたこと。

「オカマを演じようとしてはいけない」

「グゥ・・」の音くらいは出たでしょうか。

言われてみればあまりに初歩的なことですが、
「オカマ」を演じることに集中しすぎ、そのキャラクターを演じることがおろそかになっていたワケです。しかし今回は、こういったいわば「本番ではない」ところでオカマを演じるという機会があって、
そういうことを勉強できたわけですから大変ラッキーであったと考えましょう。
今回のシナリオは役の数が多く、つまりは何種類ものオカマさんを何回も演じるという機会があり、
そこに武監督の濃密な演出がなされるという、至福の時間を過ごすことができました。
さて、それではお疲れ様でした! と思いきや。武正晴監督はまだまだ終わりません。
実は今回、EDENの他に、「読書感想文」というアカデミックな課題があったのです。
男子は三国連太郎さんについての本、女子は高峰秀子さんについての本。
しかも、原稿用紙に手書きという指定。思春期以来何十年ぶりにか、右手の側面を黒く汚しました。
それを、監督に提出して終わり、ではなかったのです。まさかの音読。

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みんなとカメラの前で。やられました。油断してました。武正晴監督恐るべしです。
監督としてはその文章もさることながら、それを読む声、顔、態度、などから
その人間を観察するという意図があったようです。
みんな戸惑いつつも、気持ちを込めて読み上げます。
たしかにそれぞれの人間が見えてくるような朗読会でした。

冒頭のトーク。演技セッション。読書感想文の朗読。どこをとっても無駄のない、
終始濃厚でしかし胸焼けなどすることのない、大変有意義なセッションだったと思います。

武正晴監督、ありがとうございました。

レポート作成:8期 玄波 孝章


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2012年06月27日 10:20

”脚本が読める俳優”とは?

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6月3日のゲスト講師は『竜二Forever』や『私の叔父さん』等、
数々の作品を手掛ける細野辰興監督にお越しいただきました。
スクーリング・パッド初登場です!

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まずは李学部長から映画についてのお話。
クルーのみんなに観て欲しいと学部長が用意してくれた『男はつらいよ』の中から
李学部長の思い入れのあるシーンを鑑賞しました。

あまりにも有名な作品ですが、中には一作も観たことがないというクルーの姿も。
そんなクルーに李学部長から「他の作品を観ているのだろうけれど、古典を観ていないんだね、
ただ“素晴らしい古典”はやはり観た方がいいね」と。
時を経ても素晴らしい作品は色あせず感動を与えてくれるものです。
実際、今回のDVD鑑賞中にも笑い声が響いたり静まりかえったり。
数分の中で色々な感情の動きがあったことでしょう。

数々のリハーサルを重ねた上に、作品が成り立っているのだと思いますが、段取りを全く感じない。
それは、スクリーンの中の誰もが演じるのを止めていないから。
作品を感じ、李学部長の説得力のあるお話がクルー達の心に響いたのではないでしょうか。


続いて、細野監督の登場です!
まずは、クルーの自己紹介から始まりました。
一人ひとりクルーの目を見ながら、耳を傾けて下さる細野監督。
ひと通りの自己紹介を終え、監督からクルーに向けて今回のセッションの意図をお話下さいました。

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「脚本というものを軸において、俳優として脚本が読めるというのはどういうことなのか?
読めないというのはどういうことなのか?」
「役作りの本質」を探っていきましょうと。

スクーリング・パッド映画学部では、課題は一週間前にお渡しし、
準備期間を充分においてからセッションに臨んでもらうのが常ですが、今回は当日発表。

短いシナリオをその場で配布され、黙読。その後、本読み。

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敢えて、細野監督からシナリオについての説明はありません。
読んでみて、自分のやりたい役を申告し、演技課題へと入りました。

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演じ終えた後、監督からクルーへの質問です。
「どのように役を捉えて、演じる事ができる!と感じたのか?」
心情を重ねやすいと感じた、主となる役だから、共通点があると感じたからと、クルーの答えも様々。

その後も、必ず監督からクルーに向けて質問を投げかけて下さいます。
“なぜそう演じたのか”“なぜそう思ったのか”

その答えを探すうちに、どう演じようとしているのかをクルー達が自分自身で気付くのが見受けられました。

“演じる”ことで、俳優の演じた通り観客へまっすぐ届けられれば良いのですが、
なかなか自分の思惑通りにはいかないようです。

何が正解かということはないのかもしれませんが、脚本に書かれている内容を理解し、
観客へと届けるというとてもシンプルなことですが、この脚本を理解できていない、
すなわち、脚本を読めなくては俳優としての一歩さえ進めないのではないかと思いました。

今回のセッションで、俳優としてとても大切なことをクルーそれぞれへ向けてお話下さり、
それは今後幾度となく思い出すことになるでしょう。

“脚本が読める俳優”まずはそこからがスタートなのかもしれません。


レポート作成:M


―セッション終了後、8期 横手祐樹さんは―

“脚本には書かれていない事を埋めて行く”

自分に一番響いた言葉でした。
台本を読む姿勢を改めて自分に問わないといけないと痛感。

役を演じる、物語を起こす。
芝居が仕事となる現場で長年生きる方から頂く言葉はシンプルでも説得力が違いました。

30秒でも2時間でも見ている人に伝わるよう演じる。
そのための想像力をプロフェッショナルに伝える事ができるか、形にできるか(限られた時間で)。。。

役者としてやるべきことはもっとあると思う一日でした。


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2012年06月05日 14:56

意識の強さ

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2012年5月27日のセッション、講師は三原光尋監督でした。

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まずは学部長の李さんからカンヌのお土産話をいただきました。
カンヌ、必ず行ってみたいですね!

続きましては、うずうずしている三原監督をよそに、

前回に三遊亭夢花師匠からレクチャーいただいた落語「初天神」の発表。

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 A、B、2チームに分かれて同じ演目をやったわけですが、
あまり制約がなかったせいもあり、チームごとでまったく違う「初天神」になりました。
しかしおかげでそれぞれクルーの個性が存分に発揮されたように感じられ、
やる側や見る側の想像を超えてとても楽しいモノに仕上がったのではないかと思います。
わたし個人としてはやはり落語をやるのは初めてで、
芝居をするよりも猛烈に緊張してしまいましたが、非常にいい経験をさせていただいたと思います。


さて、いよいよ三原監督のセッションです。
一週前にいただいていた課題の台本を演じる、というもの。
実際に演じる前に監督からいくつか注意点のようなものがありました。
そのなかで、「ここは発表の場ではなく、みんなが自分を研究していく場、
自分の不要なところを発見していく場だと思うので、自分が演じることももちろん、
他人の演技をよく見ることが大切」というお言葉がありました。

毎回がオーディションくらいの気持ちで参加していたわたしにとっては少し意外でした。

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ペアごとに(課題がペアのシーンなので)一度思いおもいに演じ、

監督からそれぞれに「もっとこういうポイントを考えてみて欲しい。
それを踏まえてまたあとでやってみましょう」
と演出を受け、2回目同じモノを演じる、というのが全体の流れでした。

その、途中で入る演出。
わたし自身の時もそうですが、他人に対する演出を聴いていても、とても丁寧で穏やか、
というのが印象でした。

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監督のもともとのお人柄というのもあるのでしょうが、その一言ひとことから
とにかく役者をリラックスさせて演じやすくしてあげよう、

というお気持ちが伝わってきて、先に挙げた注意点の言葉も納得ができました。

実際に、演じ易かったです。
しかしもちろん、その優しさの中にもキチンとヒントは出していただいているワケで、、
役者としては大切なところを漏らさず拾い上げなければいけないのだと、
逆に気が引き締まる思いでもありました。

監督のお言葉は、どれも本当に気持ちがこめられていて、
一言ひとことが自分の胸にしっかりと、時には痛みを伴って、刻み込まれて来るような感覚がありました。
映画に対して、芝居に対して向けている意識のその強さを感じさせられ、
同時に自分がまだその域に達っしていないことを認識させられるセッションでした。

すべては自分次第。

自らの意識をさらに上昇させ、早くそのレベルの人たちと同等に、
それ以上に現場で渡り合えるようになりたいと思います。

レポート作成:8期 玄波孝章


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